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がっちり回りましょう 

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ホロコースト記念碑にて

今回のベルリン旅では、娘の学会開催時は一人での行動になります。
今日の午後から学会のレセプションがあるとのことで、午前中は一人で回るには危険そうな人気観光地と娘が回りたい観光地を回ることにしました。



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がっちりまわるために6時起床で、娘の行きたいといっていた肉屋さんに行くはず(なんと6時開店なのです)が、レンタルWi-Fiの調子が悪くて断念。
とりあえず良い天気でよかった。。。


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ということで、初めに向かった先は、ベルリンにあった18の市門の一つで現存する優位つの門、ブランデンブルク門です。
東西分裂時代、この門は東ベルリン川にあったため西ベルリンからは近づくことはできず、門の裏側からしか眺めることができなかったそうです。ベルリンの壁崩壊で真っ先に門前の壁が壊されたため、ドイツ統一のシンボルとなっている門です。

7時前についてしまったので、人はほとんどいなくてよかったです。



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ブランデンブルク門のすぐ近くにある広い敷地にたくさんの直方体の石が置かれているホロコースト記念碑。
正式名は「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」だそうです。
約2ヘクタールの土地に3000枚ものコンクリート石碑が並べてあります。
使われているそれぞれの石は縦横の長さは同じになっていますが、地面がところどころ波打っていて、高さが異なっています。

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何とも不思議な光景です。


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中に入っていくと、自分の背よりも高い石碑に周囲を囲まれ、圧迫感があります。
無機質な感じがかえって恐ろしさを感じさせます。


地下には情報センターがあり、部屋ごとに強制収容所で亡くなった人の身元などが展示されているそうですが、開館時間よりはるかに早い時間だったので入館していません。


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次に向かったのは、東ベルリンと西ベルリンの境界線だったベルナウアー通り。
ベルナウアー・シュトラーセ駅から階段を上がると、一列に並んだ鉄のポールが見えてきます。
ポールはかつてここに築かれていた壁の高さと同じ高さになっているそうです。
西と東を分断した壁は一つではなく、緩衝地帯を挟んで東側にも立っていたそうです。
緩衝地帯の一部を緑地にして、壁にかかわる説明展示などがあります。


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次に向かったのが、ベルリンの壁が崩壊した1989年11月の1か月後、アーティストたちが壁に絵を描き始め、撤去予定だった壁が残されることになったミューレン通りのイーストサイドギャラリーです。
ベルリンの壁といったら、やはりベルナウアー通りよりもこちらのほうがしっくりくるかもしれないですね。
こちらは観光名所なので、スリが多く出るとのことで娘と二人で行こうと早々に決めていた場所です。
しかし、早朝だったためスリと一目でわかるような人たちの姿はなく、ゆっくり見て回ることができました。


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イーストサイドギャラリーといえばこちらの絵「独裁者のキス」と呼ばれるこの作品には旧ソ連のブレジネフ書記長と旧東ドイツのホーネッカー書記長のキスシーンです。
人が少ないながらも、この前で写真を撮るには順番待ちとなっていました。


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次に向かったのは、ノイエ・ヴァッヘ。
ベルリン大聖堂からほどちかいフンボルト大学隣にある建物で、衛兵の詰め所だったところです。
こちらの建物は1993年から「戦争と暴力支配による犠牲者に捧げる記念碑」となったそうです。


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がらんとした内部には、ケーテ・コルヴィッツが1937年に制作した「ピエタ」が置かれています。
死んだ息子を抱く母の姿がしんとした空間をさらに静かなものにしていました。


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改修中のベルリン大聖堂です。
プロテスタントの教会としてはドイツ最大の規模で、高さ114mの大きなドームはバチカンのサン ピエトロ大聖堂をモデルにしているそうです。
プロイセン王家ホーエンツォレルン家の教会であり、天井などの内部装飾は王家の教会にふさわしい重厚さです。


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荘厳な雰囲気の教会内です。
が、二人もこっそりと記念撮影などしております。


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こちらのドームは上ることができます。
270段の階段をのぼってドームに上がって、市内の景色を楽しむことにしました。
実は半分くらいまで上ったときに、ふとブライスさんたちを入れていたリュックを置いてきてしまったことに気付き、礼拝堂に戻りました。
無事見つかった(拝観料をとるところでよかった)のですが、上るのがかなりきつくて汗だくになったのでした。。。

こちらからは左側に新美術館が見えています。
ドイツの紅葉もきれいですね。


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右側に見える二つの尖塔が特徴のニコライ教会(とてもかわいらしい街並みのところでテディベアを扱うお店があります)で、左側の赤っぽい建物が赤の市庁舎になります。



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早朝から回ったので、割と時間が余ったし、一日乗車券を買っていたので、ベルリンの中心から結構西にあるヴィルヘルム皇帝記念教会へ向かいました。
初代ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世をしのんで1985年に建てられた教会だそうですが、1943年に爆撃を受けて破壊されてしまったそうです。
焼け残った西側の塔は戦争の悲惨さを伝える記念碑となり、1961年にその両側にガラスブロックの教会が建設されたそうです。


PA100055記念教会外
外から見ると何の変哲もない建物に見えますが。。。


PA100059ブルー
八角形の教会堂の内部には、3万3千枚のブルーのステンドグラスが濃い青の光をたたえ、とても神秘的で美しい空間になっていました。
この美しいブルーが見たくてわざわざ見に行ったかいがありました。


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実は、昨日の晩がおそかったというのもあり、朝ご飯は食べようと思いながらもお腹もすいていなかったのでブランチになってしまいました。
教会近くのスタンドで、ベルリン名物カリーブルストを頼んでみました。
甘めのケチャップがたっぷり添えられていて、パン付きでした。
ドイツのパンは、その昔フランクフルトに数泊しただけでほとんどどんなパンか覚えていないのですが、表面の皮がややかためのおいしいパンでした。
挟んで食べてみましたが、別々のほうが食べやすかったような。。。


写真が多いので、午後の部は次回に続きます。



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イーストサイドギャラリーにて

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COMMENT 4

さこみん  2018, 11. 05 [Mon] 12:58

ベルリンは先の戦争や東西分裂などいろいろと考えさせられる都市ですよね。
中でもホロコースト、絶対あってはならない事なのに、
今の世界もまたそれに向かっているのではないかと思わざるをえないような、
自国民族第一主義の主導者たち。
石碑の前でアンブロージオさんとマラケシュさんは何を感じ取ったかな?

ブレジネフ書記長の名も久しぶりに聞いたような気がします。
順番待ちだったんですか。よく見たいような見たくないような(^▽^;)
ガラスブロックの教会はなんてきれいなブルーなんでしょね♡
深海?それとも宇宙空間?
日本はきれいに作り変えてしまって爪痕をあまり残さないように思いますが、
東京で思い付くのは両国の復興記念館でしょうか?

今でもお隣の国とで認識が食い違い、また話題になっていたりしますよね。
「私たち日本人は今までしてきた事を忘れませんよ」という、
モニュメント的なものが徹底的に少ない気がします。
だから、像とか勝手に建てられてしまうのかも。
なんて難しい問題ですね・・・
とにかく今頃になってまだ解決していないのは、これからの子どもたちがかわいそうかな。

一番最初のお写真、ふたりが寄り添って観光しているような、
微笑ましい表情していますね(^^)/

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すみれん  2018, 11. 07 [Wed] 00:37

さこみんさんへ

こんばんは♪

ベルリンは、歴史的背景が複雑な都市なので、名所もホロコーストやユダヤ人虐殺などに正面から取り組んだものが多くて考えさせられますね。
いまだにベルリンの中でも東と西の格差は歴然としているそうなので、戦争の傷跡はなかなか消えないものなのでしょう。
日本にも戦争や原爆にいよって亡くなった韓国人犠牲者慰霊碑はありますが、いまだに韓国から戦争責任や賠償を求められるのは、国としての戦争責任の総括を対外的にきちんと認めてもらえるように努力したドイツとの大きな違いのような気がします。
今の時代も、貿易不均衡やら移民の問題などから時刻第一主義に傾きがちで、戦争が起こってもおかしくない状況になりつつあるのかなぁ、と恐怖を感じます。
マラケシュさんとアンブロージオさんは、いろいろあったけどアートに昇華できるのはすごいな~と思っているかな。(二人ともきれいなものや楽しいことが好きなのです。)

ブレジネフ書記長、眉毛のおじさんっていう記憶しかないですね(苦笑
これは東ドイツとソビエトがとても仲良しだというひにくなんだそうですよ。
こちらのアートはそんな近くに行ってまじまじ見るという感じではなくて、悲惨な戦争の記憶の遺物に描かれた現代アートを街をぶらぶら歩きながら楽しむ感じでしょうか。
今はこうして歩けるけれど昔は命がけでこの壁を越えたかと思うと感慨深いです。

ヴィルヘルム皇帝記念教会は、広島の原爆ドームのような感じでしょうか。
そして、圧倒的なブルーの光に包まれたイエスキリストの姿は崇高でした。

戦争をするからには、当事者同士痛み分けということになると思うのですが、責任や賠償は政治力の差なんでしょうね。
韓国は「恨」の文化の国なので、ドイツとユダヤ人の関係とはまた違うのかもしれないし難しい問題ですね。
韓国や中国との問題はこれからも尾を引いたままなのでしょうね。。。

なかなかシビアな歴史背景を持つベルリンを旅するマラケシュさんとアンブロージオさん、旅の始まりは笑顔、ということで^^;



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みゆき  2018, 11. 08 [Thu] 16:51

最初の写真の二人、とてもきれいですね♪
特にアンブロージオさん、ピンクのジャケットが似合ってて美しいです☆

ホロコースト記念碑、こんなにたくさんたてられているんですね。この出来事を重く受け止めて、後悔し、せめて安らかに眠ってほしいという気持ちが伝わってくるように気がしました。
二人のブライスが写ってる写真は幻想的ですね。

「独裁者のキス」の絵はすごいインパクトですね(;^_^A
「おっさんずラブ」を思い出してしまいました(遅ればせながら昨日見始めたんです、Amazonプライムで(^^ゞ)

大聖堂の階段、登るの大変でしたね。でも上から見る景色はすばらしく、登ったかいがありますよね。
リュックは、中身抜き取られたりしてなくてよかったです~!!有料の所でも泥棒はいますものね。

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すみれん  2018, 11. 09 [Fri] 15:32

みゆきさんへ

最初の写真、私もとても気に入っています。
そして、アンブロージオさんですが、外撮りで光が強く当たると髪が薄いピンクのように光るのを発見?しました。とてもきれいな色ですよ。
フェアレストはかわいいけれど、写真が撮りにくいし、アンブロージオさんは、デフォ服の色移りがあって、夏はもちろん出番がほぼなかったのですが、今回連れて行って、明るい表情に取れてよかったです。

ホロコースト記念碑は、無機質なものがたくさん並んでいて、その存在感に圧倒されました。
悔恨の意を表する(なんだか言葉が見つからないので日ごろ使わない言葉になってしまいます)強いメッセージ性がありますね。
なんでもあいまいに終わらせてしまう日本の国民性とは全然違いますね。
日本もこのくらい徹底的にすれば、観光に来る中国や韓国の方にも少しは理解してもらえるのではないかと思いました。

「独裁者のキス」はインパクトありますね^^
でも、ロシアでは男同士でも普通に挨拶のキスというのはあるらしいです。
しかし、知らないでこれを見るとやはり。。。ですよね。

おっさんずラブは、私はリアルで見ていました。
真島さんが好きなので(って、ミリ理由が微妙にずれていますね。。。)

大聖堂の階段、途中で休んでいる人が結構いました。
そんな中余計に上ったので疲れました。
しかし、リュックが見つかったので上ることができたのも事実です(笑
確かに盗られるときは一瞬ですから、ラッキーだったのかもしれませんが、ドイツなので大丈夫かな(その時だけしか思いませんでしたが)と思っていましたよ(矛盾だらけの人)

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