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 今日は午前中はポンペイ、午後はポンペイの遺跡が多数展示されているナポリの考古学博物館に行く予定です。
 地中海に突き出したイタリア半島の南側、ナポリ湾に面するポンペイは、アマルフィに続く美しい海岸線と、富士山のように雄々しくそびえるヴェスヴィオ山に挟まれた風光明媚な街です。
 古代ギリシャの植民都市として人口2万人を数える商業都市として繁栄していましたが、西暦79年8月24日のヴェスヴィオ山の大噴火による火砕流と高温の有毒ガスと火砕流が時速100kmを超えるスピードでポンペイを覆い、この一瞬で約2000人が命を奪われたといいます。
 18世紀に入り住人が井戸を掘ったところ、彫刻が施された大理石の柱が発見されるまで、忘れ去られた町だったのです。
 18世紀半ばのナポリ王カルロス3世の時代から、継続した発掘でポンペイの様子が明らかになってきましたが、現在財政難からイタリア政府は残り半分の発掘を凍結しているのだそうです。
 
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 かなり雨足が強いので、ホテルでしばし待機して、ホテルを出てベスビオ周遊鉄道の電車に揺られること40分。
 ポンペイに着いたのは、11時を回ってしまいました。
  しかし、ポンペイに着いたらとてもいい天気で、これなら暑さもかなり軽減されていい感じです。

 ポンペイの予約はしていなかったのですが、行列待ちもあまりなく入場できました。



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 二人がいるところはバシリカ。
 フォロに面した列柱廊で、商業取引や裁判をはじめとする多目的な公共スペースとして使われたところで、現在では教会を表す言葉になっています。
 バジリカもフォロと共に、古代ローマの街にはどこでもあった施設の一つです。
 フォロ・ロマーノにもカエサルが建てた、ユリウスのバジリカが基盤部分だけ現存しています。


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 入場口から、マリーナ門をぬけると、フォロ(公共広場)に出ます。
 広場の周りをバシリカ、アポロ神殿、食糧広場、聖堂や上の写真のジュピター神殿などの公共施設が取り囲んでいます。



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 ジュピター神殿の左に写っているのが、フォロの穀物倉になります。
 フォロの西側に広がり、レンガの柱で仕切られた8つの開口部を持つ建物で、果物と野菜の市場(フォロ・オリトリオ)。として使われていました。
 今日ではポンペイ最大の考古学品の倉庫として使われ、1800年代の終わりからこの都市で行われてきた発掘による出土品9千点以上がここに保管されています。
 ポンペイ最後の10年間に日常の生活で使われた、鍋などのテラコッタ製品、竈や水差し、瓶、アンフォラ、油や葡萄酒、魚醤を地中海全域から運搬するための大きな容器などが収蔵されています。
 他にも、家々の入り口を飾っていた大理石製のテーブルや噴水用の水槽、犠牲者や犬、樹木の石膏型などが陳列されています。
 

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 ミャウジーさん一人たたずむ



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 とにかく工事中の遺跡が多いです。


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 三角フォロに続く舗装された道路。
 日本が竪穴式住居だった時代にこの整備された美しい街並みと道路は驚くばかりです。



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 ヴェラさん、もう暑くて嫌になったそうです。


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 大劇場の舞台裏にきてみましたよ。
 ノチェーラ産の灰色の凝灰岩でできた74本のドリス式円柱を巡らせた大きなクアドリポルティコのフォイエ(ロビー)があって、休憩時間には観客がくつろげるようになっていました。
紀元62年に起きた地震の後で、この建物の一部を再整備して、剣闘士たちの兵舎として使うようになったそうです。


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 円形闘技場を目指して歩いていきます。
 当時の家の窓辺にて休憩。(たくさん人は歩いているのですが、当時の民家にはあまり人が入ってこないのでつい撮影をしてしまいます。)


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ヴェラさんお昼寝中



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 こちらは典型的な中流階級の商人の住まいで、紀元1世紀の終わりには交易によって裕福になり、複数の家を統合し改装されているそうです。
 庭園内にはマルスとヴィーナスを描いた大きな装飾の残る小礼拝所が残っており、写真の左側の壁面のアクリル板に覆われているのがマルスとヴィーナスの絵です。(アクリル板に覆われているので写真できれいに撮れないので写していません。)


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 大劇場が見えてきたところに、いきなりのブドウ畑で、後にヴェスヴィオ山が見えますね。
 この広い一区画は、1800年代に行われた最初の発掘の際に、沢山の牛の骨が見つかったことから家畜を売買した市場フォロ・ボアーリオの後ではないかとされています。
 現在、フォロ・ボアーリオでは当時を再現したブドウ畑があり、マストロベラルディーノ社によってヴィッラ・ディ・ミステリ(秘儀荘の壁画がラベル)というワインが作られているそうです。


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 大劇場にやってきました。
 アリーナの周りに通路があるのですが、ピンク・フロイドの「Live At Pompeii」の映像が流れていました。
 1971年に撮影作成されたもので、オープニングは人一人いない遺跡の会場に、演奏機材を一つ一つ運び込むところからスタートして、無人の会場で演奏し収録されいるもので、つい画面に見入ってしまいました。
 コロッセオは全部が全部残っているわけでないのに対し、こちらは灰の下に埋もれていたので発掘が土よりは容易で、完全な形で残っていて、すごいことだと思いました。


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 こちらは、「貝のヴィーナスの家」になります。
 
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 ペリスティリウム(中庭)の壁には美しいフレスコ画が色鮮やかに残っています。
 回廊の奥の壁には、美しい3枚のフレスコ画があります。
 その中央の画面が上の写真で、ポンペイの守護神で、エロチシズムの女神でもあるヴィーナスが二人のキューピッドに伴われて貝の中に身を横たえたシーンが描かれています。
 とてもいい状態で残っていて驚きました。
 


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 ヴェトゥティウス・プラチドゥスのテルモポリウム(飲食店)です。
 この建物では豊かな装飾のあるレンガ造りのカウンターに大きなかめの下半分を陥れることができるようになっていて、その中に保存された温かい食べ物と飲み物を出していたそうです。
 奥の壁にあるニッチで、家の神々(ラル神)、オーナーの守護神ジェニオ、商いの神(メルクリオ)、酒の神(デュオニソス)を祀った祭壇がよく保存されています。



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 かわいい犬のモザイク画がありました。


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 ポンペイに残る3つの浴場のうち最も保存状態の良いスタビアーネ浴場です。
 こちらの起源は前2世紀まで遡ることができ、ローマ帝国のなかでも最も古い浴場のうちの一つになるそうです。
 男女別々に左右に配され、床は二重構造で蒸気で一定の室温が保たれていたそうで、今でいう床暖房がこの時代にすでにあったということは驚きです。


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 施設にはアポディトゥリウム(脱衣場)、それに続くフリジダリウム(低温の浴室)、更にテピダリウム(中温の浴室)、最後にカリダリウム(高温の浴室)が備わっていました。
 上の写真はカリダリウムで、中央部にあるにある丸いものは、火照った体を冷やすために冷水が出てきていた噴水だったそうです。
 スタビアーネ浴場は、まさに日帰り温泉ですね。


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 スタビアーネ浴場内のプールがあったところにあった石膏像。
 実際の遺体があったところが灰に埋もれてる間に無くなって、空洞になったところに石膏を流して型を取ったものなのだそうです。

 こういった石膏像がポンペイ内の遺跡にたくさんありました。
 火砕流の勢いの凄さが生々しく伝わってきますね。


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 ノーラ通り沿いでフォロの少し北にある、ポンペイ一の規模を持つ豪邸「」ファウノの家」です。
 豪邸ゆえに柱の間隔が広かったためか、他よりも被害が大きくて想像力が必要ですが、
 この像があるのはアトリウム(吹き抜け)のスペースです。
 この踊る牧神ファウヌス像が発見されたことで、この家の名が付いています。
 ちなみにこの像はレプリカで、本物はナポリ国立考古学博物館に収蔵されています。

 ファウヌスの居るアトリウムから、少し北の列柱が並んでいるところへと進んでいきます。


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 ファウノの家の庭は刈込も美しく夾竹桃の花が咲いていました。(花粉症の元ですけれどね)


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 しかし、ファウノの家は火砕流で屋根が吹き飛ばされてしまい列柱のみが残っています。


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 なんだか寂しいところだね。




 ポンペイ遺跡の内部は野犬?(首輪がなかったので)がたくさんいました。
 
 ポンペイの遺跡の中でも、少し離れたとこにある秘儀荘に行く途中で二匹のわんこ達と一緒になり、私たちの前をすたすた歩いていきます。
 結局秘儀荘まで一緒に歩き、道案内犬として活躍してくれました♡
 

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 秘儀荘の美しい花の壁画


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 ポンペイだけでもう夕方になってしまい、考古学博物館にはたどりつけませんでした。
 
 

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 今日はピッツァが食べたい。
 ピッツァの作業台と釜が席の近くにあったのでついうれしくなり写真を撮りました。

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 今回の旅行で、いろいろなところで食事をとったのですが、みなさんピッツァを注文する場合一人一枚ピッツァを注文するのです。
 体調も落ち着いてきたので、一人一枚食べようとマリナーラとマルゲリータを頼みました。
マルゲリータはどこで頼んでもまず間違いない美味しさなのですが、特にマリナーラはとても美味しかったです。
しかし、いかんせん全部食べ切るのはかなり辛かったです。(娘に手伝ってもらいました。)
 
 ほかの皆さんの食べ方で結構目にしたのは、パンの耳と具の乗っている部分の境目にナイフを入れて、丸くくりぬき、具ののっている部分だけ食べるというもので、勿体ない精神の私には?でした。
耳が好きな私であるし、耳だけ残すのはマナー違反なのでは?と思ってもやっとしたのでした。
あと、そもそもピッツァは日本のように放射線状に切り分けられて来たりしないし、ピッツァカッターではなくナイフとフォークで食べるというのも新鮮な驚きでした。
 
 というわけで、ネットで検索(あまりお利口な感じはしませんね)してみたら、具のある部分だけ食べるのはポピュラーな食べ方で、耳だけ残すのはマナー違反ではないとのことでした。
 ピッツァは1枚を食べきるもの(味が混ざっておいしさが半減するのだとか)で、シェアなんてとんでもない話、と読んだところで自分たちがしていた間違い(1枚をシェアするとか2種類頼んで半分に分けて食べるとか)に気づいたのでした。。。
 まぁ、どれが正解ということはないのでしょうけれど。
 そして、ピッツァの耳を食べない(全部食べたらほか食べられなくなるという理由だそうです)イタリア人は、ピッツァの耳を食べるアメリカ人とは違ってスリム(もちろん食べる人もいると思うのですが)なのだそうです。
 でも、耳おいしいんですよね。(特にナポリのピッツァは絶品でした。)

 むーーん。
 

 次回は、再びのローマです。
 
 
 

    
                    
 


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写真を撮っていたら、突然声をかけられてパディントンさんと。
パディントンさんを連れて世界各地を旅されているとのことでした。
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 今日は、海洋共和国としてローマ帝国滅亡後も、地中海に君臨したアマルフィ共和国の古都アマルフィiに参ります。
 今回のツアーも日本人のみでバスで出発します。


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 入り組んだ海岸線を熟練の技で高速運転するベテラン運転手さん。

 断崖絶壁萌えの方にはたまらないですね~


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 レモンやオレンジの移動販売車も。


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 途中ポジターノで写真休憩です。


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 見晴らしの良いところで、レモンジュースとオレンジジュースを頼みました。
 こちらはシャーベットに近いもので、暑い日だったけど飲み切るのがたいへんでした。
 フレスカと頼めば、搾りたてのものが飲めたのでした。(次回があるならば、是非に覚えておかねば)
 

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 織田裕二さん主演天海祐希さん出演の映画「アマルフィ」が撮影されたホテルだそうです。
 ツアコンの方の会社の人が多数エキストラで駆り出されたそうです。
 
 余談ですが、行きの飛行機の日本映画は織田裕二さんの「ボクの妻と結婚してください」と天海祐希さん主演の「恋妻家宮本」でした。
 なんか偶然なんですが、そんなのも面白いなと思ったのでした。


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 アマルフィにお昼少し前に到着しました。
 黄金のモザイクと多色使いの大理石のアーチを重ねたファサードが印象的な大聖堂が見えました。
 さすがかつての首都のドゥオーモですね。


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 ツアーは時間が限られています。
 添乗員さんが気を利かせてくれて、ランチのお皿がどんどん運ばれてきます。

 今回も白身魚のソテーとレモンソースのパスタにレモンケーキ。
 またもや飲み物はレモンビール(おいしいんですよ)です。
 パスタは大体私にとって量が多いですが、つい出されたものは食べてしまいます。(反省)
 南イタリアはお魚メニューも充実していていいですね。


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お昼を食べてからは、しばし自由行動です。
ここはやはり、ドゥオモを見学しましょう。



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素晴らしい回廊に来ました。
お二人さんを出したいところでしたが、人目も気になりましたので、そのまま撮影します。



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教会内部はとにかく豪華で、美術品多数です。
こちらの聖母子のレリーフはとても美しいものでした。


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主祭壇を入り口付近から撮影してみました。
壁面も柱も天井も、昔の人はまさに天国と思ったのではないでしょうか。



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教会を出て、アマルフィの街を海岸側から見ようと海岸に出て来ました。
お二人さんも外に出てもらいましたが、風がちょっと強かったので、娘にミャウジーちゃんを支えてもらっての撮影です。
南だからでしょうか。
ヨーロッパなのにかなり湿気があります、



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埠頭からアマルフィの街を見るの図。



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埠頭から、断崖に貼りつくように広がる街並みを見ます。
アマルフィの街の建物は、白が基調で
これはこれできれいですね。



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岩場は絶好の撮影ポイント。
今日は風も強くないし、御誂え向きに窪みもあるのでお二人さんに座ってもらいます。



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時間が余ったので、土産を探しに、再び街に戻ります。
イタリアのお土産でどこでも見かけるレモンの入ったお酒レモンチェッロ。
ミニボトルはその土地その土地の特徴が出ていて、可愛いものが多いです。
絵付色タイルや陶器も可愛いものがあって欲しいなあとも思ったのですが、割れるの怖さに諦めました。



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結局、レモンチェッロのお店の隣の添乗員さんオススメのお店でピスタチオのジェラートを食べました。
とても美味しかったです✨


アマルフィからの帰りは、道路も渋滞なしで、バスの運転手さんのスキルも高く驚きの速さでナポリ駅に到着しました。
いったんホテルに戻り、晩御飯をスパッカ・ナポリの人気のピッツェリアで食べることにしました。
しかし、すごい行列で諦め、昨日のリストランテで再び食べることにしました。


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お店に着いたのは、結構周りも暗くなってからでした。
イタリア人のご主人とローマに住んでいるという添乗員さんが、ナポリに1人で来た時には恐ろしいので、決して1人では外出しないことにしている(駅近くのホテルを取ってもらうそうで、食事も全部ホテルの中だそうです)と聞いて、かなりビビりましたが、お店の近くをポリスが巡回していたので安心でした。



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お店に入ると、昨日は見かけなかったお店のお兄さんが、お店の名物のムール貝のスープを勧めてきましたが、昨日食べたので断り、魚介類のパスタとムール貝とオリーブオイルのトマトソースとブルスケッタにしました。



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中でも魚介類のパスタは秀逸で、ずっと食欲のなかった私でしたが、これなら一皿1人で食べられると、興奮してしまいました。

旅慣れてきたというのもあるけど、やはり南イタリアは最高です。
そして、添乗員さんも言っていましたが、ナポリはとにかくパンもピッツァも塩加減といい、もちもち加減といい美味しいです。
ぜひ、又、いつか訪れたいです。


次回も、ナポリ編になります。

    
                    
 


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風が強いのでつい寝かせてしまう。。。
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青の洞窟に来たよ

 さて、昨日の怪しい天気とは打って変わった良い天気。
 古代ローマ時代にはすでに発見されていたという青の洞窟に参ります。
 今回のツアーは、日本人だけで参加者は20名くらいでした。
 なんと、昨日のピッツェリアでお見掛けした母娘連れの方もいました。(二人の娘さんが一緒でした)

 ガイドさんの話では、昨日まで1週間天気が悪くて青の洞窟に入ることはできなかったそうなので、とてもラッキーでした。
 しかし、カプリ島までも船だし、カプリ島から青の洞窟までも船と、船酔いが心配です。(アレルギーの薬を飲んでいると船酔いの薬も飲めないのでかなり心配でした。)


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 カプリ島までは高速フェリーだったので、船酔いはしませんでした。
 お二人さんもバーから落ちることもなかったです。



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 カプリ島について、小型船に乗り換えて青の洞窟に向けて出発します。

 



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  やはり安定が悪いので、二人とも寝ます。


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 階段のわきに見える小さい洞穴が青の洞窟です。
 

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 20mほど地盤沈下したので入口がとても狭く低くなっているそうなので、最低限の荷物だけしか持っていけないみたいなので、お二人さんはお留守番ということになってしまいました。

 船から4人くらいの小舟に乗っていくのですが、その待ち時間が結構長くて50分くらい待たされました。
 小さい船なので船が揺れて気分が悪くなってきたところで、船の順番が来ました。


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 長身でイケメンの船頭さんです♡
 いよいよ、青の洞窟に入ります。

 青の洞窟の入り口は幅がたったの2m弱、高さがなんと1mです
 このあたりで全員船に仰向けになっています。
 

 
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 水面ぎりぎりのところを、船頭さんが鎖を伝って入っていきます。
 ドキドキです。



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 さて、青の洞窟に入りました。

 ほんと、青にミルクが混ざったようなきれいな水面の色です。
 石灰岩の島が侵食されてできた断崖絶壁にできた洞窟なので、海底の白い石灰岩に外光が反射して、神秘的な青色が浮かび上がるのだそうです。



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 洞窟内は、思っていたよりも随分広く、小舟も何艇か漕いでいました。
 それぞれの船頭さんが「オーソレミオ」とか「帰れソレントへ」とか「サンタ・ルチア」など朗々と歌ってくれました。


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 青の洞窟は1周して戻るとのことでしたが、船頭さんの興が乗ったのか、「特別2周しちゃうよ、チップ弾んでね♡」とのことで、2周回ってもらえました。


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 とにかくきれいな色で、途中から写真を撮るために身を起こしたら、さらに見える世界が違いました。


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 お名残り惜しいですが、青の洞窟とお別れです。
 
 船頭さんへのチップは1€なのだそうですが、ちょうど二人とも2€コインがあったので、倍返しだ!?



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 お昼は、ツアーで組み込まれていたトラットリアで食事。
 魚介類のリゾットと白身魚のソテーとミックスサラダにレモンシャーベットで、レモンビールを頼みました。
 どれもとてもおいしかったです。

 しかし、島の自由時間はほんの少しで、フェリーに乗って予定よりかなり早く港に着いたのでした。



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 あまりに予定より早く着いてしまったので、再びのスパッカ・ナポリへ。
 サン・グレゴリオ・アルメーノ通り狭い路地の両脇には、250以上のナポリの伝統人形の制作工房や販売する店が軒を連ね、店の棚にはびっしりと人形が並んでいます。
 プレセピオ(クリスマス飾り)と、道化のプルチネッラに分かれるそうです。

 プレセピオは、13世紀にそアッシジの聖フランチェスコが、文字の読めない人々に、モザイク画でキリスト教を教えたと同じく、キリスト生誕の場面の人形を使って説教をしたのが始まりと云われ、クリスマス時期にはイタリアだけでなく、ヨーロッパの各地で見られます。(うちにも南フランスのサントン人形があります)
 ナポリ人は器用なことでも有名で、プレセビオ作りが盛んになったのだそうです。

 からくり人形や有名人そっくりさん人形など多種多様なお人形がありました。


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 左の白い服に黒のマスクをしたのがプレセビオ人形でナポリっ子の象徴だそうです。
 お土産にこちらの果物かごを買いました。


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 ナポリの守護聖人サン・ジェンナーロをまつったドゥオーモです。


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 礼拝堂に保存されている成人の血が、年2回の祭りの日には「液果」する奇跡で知られているそうです。 
 5月の第一土曜日と9月19日の祭りの日には盛大なお祭りが開催されるそうです。
 それを知っていれば、日程の調整をしたものを、と思いましたが、祭りの日はスリもたくさん出るでしょうから、よいことにします。


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 晩御飯は、ナヴォーナ広場からほど近いリーズナブルで美味しいと評判のリストランテへ。
 イワシのマリネは、やや塩味がきいていましたがおいしかったです。


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 お店の看板メニュー「ムール貝のスープ」は、間違いないおいしさです。
 具の下にパンが敷いてあり、おいしいスープがたっぷり強いこんだパンは絶品です☆彡


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 パスタも絶妙のおいしさで、白のハウスワインボトル1本も軽くあけてしまいました。
 これで32€はかなりお得で、気に入ってしまったので翌日も通うことになります^^(この食事3回分がヴェネツィアのぼったくりレストラン代かと思うと笑えて来ます)


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 ホテルに戻って、深夜遅くにパン、パンと音がするので、カーテンを開けてみたら花火が上がっていました。
 大丈夫なんでしょうかね。
 しかし、翌日何もなかったのでそんなものなのでしょう。


 次回もナポリ・ツアー旅編です。



    
                    
 


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スパッカナポリのお土産の果物籠
いろいろな角度で楽しめます。
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ナポリにやってきたよ

 ローマからフレッチャロッサに乗って、イタリア最終地ナポリに着ました。
 治安が悪いというローマよりさらに治安が悪いというナポリなので、かなり身構えてのナポリ入りです。
 ホテルは駅からすぐのところなので、交通の便はよいのでそこは

 ナポリは4泊と長いのですが、うち2日間はオプショナルツアーに申し込んでいるので、ナポリ市内観光は実はそれほどできません。
 オプショナルツアーは、ベヴェレッロ港集合なので、下見を兼ねてベヴェレッロ港界隈の観光をすることにしました。


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 バスは道路渋滞がひどいと時間が読めないので、地下鉄で行こうとしたら、こちらの路線のみ4時半まで運休。。。(なんてことでしょう!)

 仕方がないので、歩いていくことにしました。



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 地下鉄の駅を降りて地上に出ると、すぐに見えてきたのがこちらヌオヴォ城。

 1282年、アンジュー家出身のシャルル1世がフランスのアンジェ城をモデルに建てられ、 その後、アラゴン家のアルフォンソ5世によって全面改修されて、5つの円筒状の塔を持つ城壁で囲まれた現在の姿になっています。
 なんか見たことあるお城だな~と思ったら、フランスにいたときにお城めぐりをして最後に回ったところでした。
 規模的にはこちらはかなりこぢんまりしているかもしれませんが、正面右2つの塔の間には凱旋門のレリーフがとても美しいです。


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 こちらのお城は、礼拝堂はそのままに、博物館と美術館になっています。
 1階部分の博物館は、お城として使われていた内部フロアにガラスが張られ、ガラス越しで見学できるようになっています。
 お城はしばらく放置されていたらしく、埋まっていた内部を発掘してそのままの状態を展示しているので、この通り骸骨もあったりします。
 強化ガラスなのでしょうけれど、ガラスの上を歩くのは結構ひやひやしました。



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 二階部分は美術館。
 美しい聖母像などたくさん展示されていました。


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 ヌオヴォ城を出て、海岸を見ながらサンタ・ルチア地区方面に歩いていくと、王宮正面とサン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂に囲まれたプレビシート広場です。
 教会の列柱が広場を包み、中央にはカノーヴァによるカルロ3世とこの広場を建設したフェルナンド1世の騎馬像が立っています。
 石畳も美しく開放的な広場です。



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  17世紀スペイン治世下に作られたものの、18世紀まではナポリ王が済まなかった王宮は、現在王宮歴史的住居博物館になっています。
 エントランスは、南イタリアの首都として君臨したナポリ宮廷の歴史を物語る豪華な空間です。



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 お二人さん、二階の広い廊下の窓に座っています。
 王宮の外観は茶色っぽいオレンジの壁で、豪華な内部とは対照的な質素と言ってもいい感じです。


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 フェルナンド4世の婚礼を祝して、1768年に作られ、小規模ながら金色に彩色された音楽の女神などで飾られた「宮廷劇場」です。
 自然光なので画面がかなり暗いのですが、豪華な空間でした。


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 こちらの王宮は、調度品と室内装飾がとにかくゴージャスなのでひたすら写真のみ(手抜きですみません)


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 ひときわ豪華で金色に輝く「王座の間」です。
 色調といい調度品といい素晴らしいの一言です。(芸がなくてすみません)


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 礼拝堂も絢爛豪華でした。


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 王宮近くにある、エスプレッソ発祥の1890年創業の老舗カフェグラン・カフェ・ガンブリヌスで一休みすることにしました。
 
 サロンに行きたかったのですが、予約席以外全席埋まっており、立ち飲みも人が多くてあきらめて帰ろうと思ったのですが、店内から出てみるとテラス席が空いていました。



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 エスプレッソはもちろん頼むとして、お菓子よりもジェラートがおすすめとのことで注文してみました。
 ジェラートには、謎の傘がささっていました。
 どちらもとてもおいしかったです。


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 カフェを出てから、サンタ・ルチア地区をお散歩することにしました。
 青空も出てはいますが、割と怪しい天気です。
 雲に隠れているのがポンペイを一夜にして廃墟にしたヴェスヴィオ山です。

 
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 海岸界隈は怪しい偽ブランドを並べて売っているお兄さんたちがいて、少し怖かったのですが、娘と二人なので何とか歩けました。
 怖い怖いといいながら、お二人さんを海岸で撮影。
 心なしか、二人ともビビった表情なのが笑えます。(単なるセッティングミスです。)


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 ウィンドウショッピングがてら、ナポリの下町スパッカ・ナポリまで歩くことにしました。
 14世紀創建のゴシックの教会で、第二次世界大戦による破壊の後、元通り再建されたサンタ・キアーラ教会です。
 回廊の美しいことで有名ですが、時間が遅くて入れませんでした。


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 教会内部は、美しいステンドグラスがあり荘厳な雰囲気でした。


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 晩御飯は、ピッツァの本場ナポリに来たので、大理石のテーブルからピッツァの作り方まで130年以上も続くスタイルを変えないという老舗のダ・ミケーレに行きました。
 すごい行列で、番号札をもらい、番号札が呼ばれるのを外で待つ形式です。
 結構ドキドキしました。

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 こちらのピッツァのメニューは、マルゲリータとマリナーラの2つのみで、あとは飲み物だけ。
 ほかのテーブル席の人のピッツァを見ると、特大だったので、二人でマルゲリータを1枚頼みました。
 二人で1枚でもお腹がいっぱいになって苦しかったです。
 お味はもちろんおいしかったです。
 

 
 

 次回も、ナポリ編ですが船旅です^^





    
                    
 


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ぢっと、空を見る
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事件の後だが、おすまし

 さて、昨日の天気とは打って変わってよい天気となりました。
 朝一番に予約を入れたヴァチカン美術館へといざ参ろう。

 
 
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 と、思っていたのですが、人の流れに沿って行けばヴァチカン美術館に行けるだろうとついていったその先は


 サン・ピエトロ大聖堂でした~

 荷物チェックやボディチェックを受けて、広場に押し出されてみると、何やらお説教が行われていて、大歓声。
 情けないながら係りの人に美術館の場所を尋ねると、城壁沿いに行きなさいとのことです。
 持っていたガイドブックを改めて読んでみると、城壁沿いの上り坂がちょっときついですと書いてあるではありませんか。
 適当にもほどがありました。

 でも、こんな抜けるような青空は午前中だけのものですし、お説教も聞けたのだから良しとしましょう。



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 城壁沿いに歩いた先に、入り口が見えました。
 予約していない人の列もほぼなくてちょっと気が抜けます。


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 入場券を引き換えてもらい、荷物チェックをして美術館の中へ。
 美術館の中では二人は出せないだろうなと思ったので、テラスで撮影しましょう。

 写真を撮るときに、お二人さんの近くにiPhoneを置いて撮影しようとしたのですが、バックがいまいちなので、撮影場所を移動して写真を撮ることにしました。
 お二人さんの座りが悪いので後ろにiPhoneを置こうとしたら,iPhoneが見つかりません。
 娘に聞いたところで娘は写真を撮っている間はすっかり他人!になるので、近くにはいませんでしたので、知る由もありません。
 


自分の間抜けさと携帯会社に連絡するのが面倒だな~と思いながら、無意味に階段を上ったり降りたりしていたら、冗談でなく息が切れてヘトヘトになってしまい、美術館を回る気力もすっかり失せてしまいました。
そんな私をみかねた娘が「もう一度なくした場所に戻ってみたら」といいます。
戻ってみたものの、撮影した場所にあるわけもなく、入場者の中にも悪い人はいるんだなぁなんて罰当たりなことを考えていました。
すると、娘が「お母さん、あの警備員さんお母さんのスマホもって、何か連絡しているよ。」と言います。
見ればわたしのiPhoneが、警備員さんの手の中に。
私は、息を切らせながら「それわたしのです。」と口走りながら、警備員のおじさまに近づいてて行きました。
それから警備員ののおじさまと詰め所に行ったのですが、私があまりに必死なようすなので「落ち着いて。(どうどう、って感じ)画面を開いて、あなたの画像を見せてください。」と言います。
指紋認証で開いているんだから必要ないのでは、と思いましたが、写真を開こうとするとうまくいきません。
それを「落ち着いて。」と言いながら見ている警備員のおじさま。
全く人が悪いんだから。。。

結果、戻してもらって、よかったーーー
そして、携帯カバーをつけていてよかったーーー
携帯カバーをつけていなかったら、警備員さんがなくしたiPhoneを持っていてくれても、認識できませんでした。
もちろん冷静な娘と一緒で良かったです♪
そして、踵を返して撮影する私を娘はあきれ果ててみていました。
 

 この後は、iPhoneを手に持っていないときはバッグの指定場所に戻す習慣がつきました。(遅すぎ)
 
 
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 朝一番に入ってがっつり回るはずが、かなりのタイムロスです。
 今日1日を費やす予定ではあったものの、すでに疲れ果ててしまいました。

 ヴァチカン美術館は下階と上階に分かれて20以上の美術館があります。
 真面目に回ったら1週間はかかるということなので、見どころを中心に回ることにしました。

 エジプト美術館をさらっと通って、ピオ・クレメンティーノ美術館に移動します。
 シモネッティ設計の「八角形の中庭」で、ベルヴェデーレの中庭とも言われます。
 この中庭を囲むように廊下があり、そこにたくさんの彫刻が飾られていました。
 この中庭の一角にあるのが、古代ギリシャ時代の彫刻「ラオコーン像」です。
 作者・制作年は不明ですが、ミケランジェロら芸術家たちに大きな影響を与えた作品です。
 トロイア戦争で神官ラオコーンは、トロイの木馬の罠を見破り女神アテナの怒りを買ってしまいます。
 怒った女神はヘビ2匹を放ち、ラオコーンは息子2人とともに絞め殺されるという場面が表現されています。

 こちらの像の表現を後々の芸術家たちは踏襲していくのでしょうね。


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 中庭から館内に戻ると、「円形の間」があります。
 18世紀にシモネッティによりつくられた部屋で、たくさんの彫刻が並んでいます。
 天井はドーム型になっており、ローマ市内のパンテオンを意識してデザインされたといわれています。
 実際こちらの写真だと天井から入る光が作品を照らしていますね。
 中央の大きな杯は赤大理石の一枚岩で作られているのだそうです。
 中央の杯を囲むように床にはギリシャ時代のモザイクが貼られてiいます。
 茶色と黒の独特の色彩が素敵ですよね。



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 教皇グレゴリウス13世が1580年から83年にかけて描かせた40の地図がかかっている「地図のギャラリー」です。
 天井は豪華絢爛な絵画と彫刻で、びっしりと埋め尽くされています。
 金色に埋め尽くされた圧倒される空間でした。


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 ユリウス2世が、自らの居室にラファエッロにフレスコ画を描かせたのでその名前が付けられている「ラファエッロの間」です。部屋は4室からできています。
 こちらはその中でもひときわ美しい、壁画も天井もラファエッロの手による「「署名の間」です。
 上の写真は、ラファエロの最高傑作といわれる「アテネの学堂」です。
 50人以上の古代ギリシャの賢人(プラトンやソクラテスなど)が集まり、議論しあう様子が表現されています。
 登場人物については諸説ありますが、中央左の赤い服を着た人物はレオナルド・ダ・ヴィンチがモデルの哲学者プラトン、右隣の青い服が弟子のアリストテレスなのだそうです。
 中央下段で頬杖をついている人物はミケランジェロがモデルのヘラクレイトスと言われています。右側奥の紫の服を着た人はラファエッロがモデルだそうです。


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 もちろんアテネの学童が素晴らしいのは間違いないのですが、アダムとイブの逸話などが描かれている天井画は特に美しくて、4室まで見終わった後、また戻って、モノキュラーで見入ってしまいました。


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 システィーナ礼拝堂に向かう途中にあった、聖母子像。
 光に透けてとても美しかったです。


20170913壁画 

 ミケランジェロの最高傑作「最後の審判」がある、あまりにも有名な礼拝堂であるシスティーナ礼拝堂。
 教皇シクストゥス4世によって建てられ、現在はローマ教皇を選出する会議コンクラーベの場としても利用されています。
 1994年に長期にわたる修復を終え、ルネッサンス期の色彩そのままによみがえったそうです。
 礼拝堂は縦40.23m、横13.41m、高さ20.7mで、取り囲む壁面と天井画の見事さに圧倒、されるはずでした。

 しかし、一足踏み入れた途端に「ノーカメラ!静かに!前へ進め!」とやたら大きな音量のスピーカーが鳴り響きます。
 皆さん、警備員の指示のもとに左側と右側の壁面に沿って進みます。(聞けば上の娘が行った時も大音量の号令がかかっていたそうです。)
 が、進もうと思った時に壁面に置かれていたベンチが2席分奇跡的に空いたので、美術館を歩いてお疲れ気味だった私と娘は座ることができました。
 
 長さ約40mの天井一面には、ミケランジェロによって描かれた巨大なフレスコ画があります。
 旧約聖書創世記の9つのエピソードが描かれている天井画です。
右から順に「光と闇の分離」「太陽と月の創造」「大地と水の分離」「アダムの創造」「イヴの創造」「原罪と楽園追放」「ノアの燔祭」「大洪水」「ノアの泥酔」と並んでいます。
 ETのポーズみたいな「アダムの創造」はじめ、様々なポーズをとった人体のダイナミックな躍動感や、壮大な物語性、そしてよみがえった色彩の美しさを、ガイドブック片手にモノキュラーでじっくり鑑賞することができました。
 
 「最後の審判」は、中央にいるキリストが、死者を天国と地獄に分ける裁きを行っている場面が描かれています。
 左側が天国、右側が地獄で、400名以上もの人物が描かれてる超大作です。
 キリストの足元にいるバルトロメオは皮をはがされて殉教したそうですが、彼が掲げている人間の川に描かれているのがミケランジェロだそうです。

 横13m、縦14.5mの壁画を450に分割して、1区画を1日と決めて450日余りで仕上げたそうですが、尋常ではない体力と気力のある人なのですね。
 とにかくマッチョな筋肉もりもりがこれでもかとある(キリストがかなりマッチョです)わけですが、美しい青空が一番印象に残りました。
 礼拝堂の窓の下には、ボッティチェッリなど当時の有名画家による壁画が並んでいます。
 ボッティチェッリの壁画と反対側に座れたので、じっくり見ることができてよかったです。
 
 


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 システィーナ礼拝堂を見終わった後、ピナコテカ(絵画館)に向かいます。
 絵画館に入ってすぐのところに、サン・ピエトロ大聖堂にあるピエタ像のレプリカがあります。
 サン・ピエトロ大聖堂ではガラス越しでしか鑑賞できないので、まじかに見ることができてよかったです。

 ピウス11世が設立した絵画館には、12~19世紀の絵画やタペストリーが時代順に展示されています。
 全部で18室あり、第3室にはフィリッポ・リッピやジョット、第8~9室にラファエッロやレオナルド・ダ・ヴィンチが展示されています。

 ラファエッロの作品は3点展示されているのですが、なかでもラファエッロの絶筆となった「キリストの変容」は素晴らしいものでした。
 上下構成の作品で、上部はキリストが神の子であると告げられ3人の弟子がひれ伏す場面です。
 下部は、悪魔に取り憑かれた少年に奇跡を起こす場面が描かれています。
 下部の民衆がキリストを指し示すことによって、この奇蹟の場面を一枚の画面に結び付けているのだそうです。
 またラファエロの死により、本作が画家の遺作となったのだそうです。
 とてもドラマティックで色彩豊かな絵でした。

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 優美な螺旋階段は、ジュゼッペ・モモの設計です。
 iPhoneを探したときは、めっちゃつらい階段でしたが、こうしてみるととても美しい階段です。


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 さて、ヴァチカン美術館を出て、皇帝の霊廟から城塞に、その後教皇の住居から牢獄へと、数奇な運命をたどったサンタンジェロ城へやってきました。
 しかし、ヴァチカン美術館を歩き回った身には、高い階段を上がっての観覧は息切れも心配だったので(全然気管支喘息が治っていませんでした)写真を撮るだけで満足してしまい、入りませんでした。


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 サンタンジェロ城を撮影してから、ふと、サン・ピエトロ大聖堂の中に入っていないことに気付いた娘。
 ふたたびサン・ピエトロ大聖堂に向かいます。
 もう夕方になっていたので、空の色も薄い(そこか)です。

 サン・ピエトロ大聖堂といえば、クーポラに上ってローマの街を見下ろしたいところ。
 しかし、エレベーターで昇った後もかなり歩かなくてはいけないということであきらめて、大聖堂内へ入りました。



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 サン・ピエトロ大聖堂を入って、右側廊の一番手前にある礼拝堂にあるピエタ像。
 ミケランジェロ23歳の時の作品だそうです。
 磔によって死んだっきりストを胸に抱く悲哀に満ちたマリア様、美しいですが、残念ながらガラス越しにしか見えません。


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 クーポラの真下にある、教皇の祭壇を覆うブロンズ製の大天蓋。
 1633年にベルニーニが手掛けた高さ29mもの大作です。
 聖堂の最奥、後甚と呼ばれるところに聖ペテロが使ったとされる木製の古い司教座があります。

 こちらにはカトリック信者のみが入れるそうです。
 もちろん遠慮しました。


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 大聖堂を出たところに、サン・ピエトロ大聖堂の衛兵さんが。
 16世紀初頭から現在まで教皇を守るのは、屈強さを誇るスイス人傭兵なのだそうです。
 19~30歳で身長が174cm以上で、かつカトリックで兵役を経験したスイス市民であることなど、厳しい審査を経て選ばれたエリートさんだそうです。
 制服はミケランジェロのデザインなんだとか。
 なんかかわいいですよね^^



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 サン・ピエトロ大聖堂を出てから、人気のセレクトショップのアウトレットを見たり、セール中のお店のウィンドウショッピングをしてナヴォーナ広場近くのピッツェリアで夕飯。
 
 薄くスライスしたパンにサーモンがのっているイタリア風カナッペ、クロスティーニとお豆のサラダ。
 もう一皿はズッキーニの花の中にモッツァレラチーズとアンチョビを詰めて揚げたフリット・ディ・フィオーリ・ズッカやライスボールなどの揚げ物系。

 
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 マルゲリータも頼みました。
 薄くて香ばしいローマピッツァは間違いないですね。

 ボトルハウスワインもおいしく、あっという間になくなってしまい、ビールも頼みました。
 いろいろありましたが、ま、いんじゃない^^


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 帰りはナヴォーナ広場からヴェネツィア広場を通って帰りました。
 ナヴォーナ広場で、かわいいワンピースがウィンドウに飾ってあるお店があったのですが、残念ながら閉店していました。
 こちらのヴェネツィア広場の奥に立つヴィットリオ・エヌマーレ2世記念堂もローマ初日に入りたくても閉館時間ではいれなかったところです。
 ナポリからギリシャに飛行機で行くときにローマに戻ってくるので是非に入りたいなと心に誓ったのでした(大げさ)。


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 カエサルのフォロとトラヤヌスの記念柱。
 ライトアップされてとてもきれいでした。


 次回は、ローマを離れて、ナポリ編です。
 
 


    
                    
 


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なんだか惹かれた聖母子像
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良い天気で何よりだった